目から鱗が落ちる

めからうろこがおちる

 

意味

何かがきっかけとなって、急に物事がよく見えるようになったり、誤りに気づいて迷い

から覚めたりすることのたとえ。
 
目から鱗が落ちる??
眼球に張りついていた鱗が何かの拍子にポロリと落ちて、突然目が見えるようになると
いうことからきています。もちろん人間の目に鱗はないけれど、この表現は魚の鱗では
なく、蛇の鱗が脱皮するときに目から落ちるそうです。『新約聖書』使徒行伝に由来す
ることばであり、その話は、キリスト教徒を迫害していたサウロ(パウロ)は、その罰で
失明するが、イエスはその目を元に戻すべく弟子・アナニアを彼のもとに遣わし、弟子
が彼の体に触れると、「目から鱗のようなものが落ちて」再び目が見えるようになったと
いうものです。蛇のように邪悪な男=サウロと考えられていたのでしょう。けれど現代で
は、由来が聖書だということは、意識されずに使われていますよね。