血液と血管のしくみ


☆ 血液

血液は、からだの中に栄養をはこんだり、外からはいってくるばい菌とたたかったりと、わたしたちのからだにとって、とても大切なはたらきをしています。

T 血液の4つのはたらき

@栄養を運ぶ。

A酸素を運ぶ。

B不要物(栄養にならない、いらないもの)を運ぶ。

Cからだの中に入ってきた細菌たウィルスを退治する。

U 血液の中身

赤血球 ― 肺の中の空気から酸素を取ってきて、からだの中に運ぶ。

血しょう ― 栄養やからだの中の二酸化炭素を運んだり、けがをして出た血を止める。

血小板 ― 血しょうと協力して、血を止める。

白血球 ― からだの中に入ってきた細菌やウィルスを退治する。


☆ 血管

血管は、血液をからだのすみずみまで運んだり、すみずみから集めてきます。血液を運ぶパイプの役割をする、ベルトコンベア―のようなものです。

T 血管と血液の関係

血液は血管を通って全身に流れている。わたしたちのからだの中の血管をつなぎあわせると、なんと9万キロメートル(地球2周半)にもなります。いろいろな太さの血管が、からだの中にはりめぐらされています。

U 動脈と静脈

心臓から送り出される血液を運ぶ血管を動脈、心臓へ戻る血液を運ぶ血管を静脈、といいます。動脈を流れる血液は、酸素をたくさん持っていて、赤い色をしています。静脈を流れる血液は、二酸化炭素やいらないものを持っているので、赤黒い色をしています。