血液は、からだの中に栄養をはこんだり、外からはいってくるばい菌とたたかったりと、わたしたちのからだにとって、とても大切なはたらきをしています。
血管は、血液をからだのすみずみまで運んだり、すみずみから集めてきます。血液を運ぶパイプの役割をする、ベルトコンベア―のようなものです。
血液は血管を通って全身に流れている。わたしたちのからだの中の血管をつなぎあわせると、なんと9万キロメートル(地球2周半)にもなります。いろいろな太さの血管が、からだの中にはりめぐらされています。
心臓から送り出される血液を運ぶ血管を動脈、心臓へ戻る血液を運ぶ血管を静脈、といいます。動脈を流れる血液は、酸素をたくさん持っていて、赤い色をしています。静脈を流れる血液は、二酸化炭素やいらないものを持っているので、赤黒い色をしています。