夜に爪を切ると・・・

夜に爪(つめ)を切ると・・・

この迷信は、かなり有名(ゆうめい)じゃないかな?私も小さいころ、夜に爪
(つめ)を切るのを恐(おそ)れていたけど、今はそんなこと守ってられない
!!ってぐらい忙(いそが)しいので夜に切ってるなぁ〜。しかも風呂上がり
に。昔から夜に爪(つめ)を切ると『親の死に目にあえない』とか『早死(は
やじ)にする』とかゆわれてるよね。でも、それはなんでなんだろう??根拠
(こんきょ)が知りたい!
しかも、この迷信には「死」にまつわる罰(ばつ)が多いと思うの。それも、
なんでなんやろう?


A.それは、昔の祭儀(さいぎ=行事のこと)は夜に行われていたことに関
係があるみたい。天皇即位(=天皇が位につくこと)の『大嘗祭(だいなめさ
い)』、穀物(こくもつ)を神に捧(ささげ)げる『新嘗祭(にいなめさい)
』など、神聖(しんせい)とされる祭儀は夕方に始まり深夜(しんや)に大盛
り上がりし、夜明けに終わる。今考えてみても、現代(げんだい)の有名なお
祭りはだいたい夜から深夜にかけて行われてない??だから、昔の人々は祭儀
(さいぎ)の行われる夜にその準備として体を浄(きよ)め、履(は)き物を
おろし、爪(つめ)を切って祭儀(さいぎ)に向かったようだね。

着物を断(た)つ、履(は)き物をおろす、爪(つめ)を切るーこれらは祭儀
の行われる夜でもないのに、その準備(じゅんび)に関係(かんけい)したこ
とをするのを忌(い)み嫌(きら)ったからだってさ。
 昔の人は手作業(てさぎょう)も多く、爪の伸(の)び方も遅(おそ)いの
で爪を切るのは祭儀(さいぎ)の前だけだったみたいだよ!!そんなに伸びな
いもんなんかな?それだけ昔の人は働き者だったのがわかるね。そして現代(
げんだい)の私達に比べてお祭り(神聖な)にかける情熱(じょうねつ)・敬
意 (けいい)は強かった!!
 きっと、夜に爪を切ることは神にも背(そむ)く行為(こうい)だったので
しょう。だから死(し)にまつわる戒(いまし)めが多くなっているのだろう
ね。なんか、すごく勉強した気がするね、「えっ?」私だけ???

もう一つ見つけたよ!「爪を切る」 →夜爪は「夜を詰(つ)める」と言って
これで終わってしまうと言う意味???



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