送り仮名と振り仮名
「送り仮名」はもともと漢文を読むために、書き添えられた「片仮名」でした。今では
漢字の読み方を明らかにするために書き添える仮名のことを指します。例えば「送り仮名」の「り」のことですが、
これは1973年に公表され、現在にいたります。
「振り仮名」は、「漢字」というように、読み方を示した仮名です。
正しい漢字の読み方を覚える手助けとなります。第二次世界大戦以前には、学校教育の場において「振り仮名」は
大切な存在として扱われてきました。しかし、第二次大戦以後は、「振り仮名」をつけなくても漢字を読める
ようにするために「振り仮名」はほとんど、ふられなくなりました。
踊り字
『踊り字』は「転々」や「日々」など、同じ字や語を重ねて表すのを省略して
使われる符号のことです。「踊り字」の他にも「送り字」「重ね字」「畳字」といったりします。「日々」の「々」以外
の「踊り字」は・・・
★一つ点・・・・仮名一字を繰り返すときに使う。「たゞ」「ほゞ」
★二つ字点・・・漢文の訓読のときによく使われたそうです。
★くの字点・・・二字以上の仮名を繰り返すときに使う。「ますく」「それぐ」
などがあります。
よくある間違いです!!
『略字・俗字』は略すことで便利にはなるが、漢字本来の形が薄れていきます。
例えば、次は「俗字」の例ですが、
●歳は「歳末セール」とか「今年で○歳になります。」という時に使われている「常用漢字」
●才は「才能」「秀才」という時に使われる「常用漢字」です
これはほとんどの人は「○才」とかいたことが
あるのではないでしょうか?実は間違いなのですが、「歳」の代用文字として扱われています。
物の数え方
位牌―柱 |
鏡―面 |
豆腐―丁 |
タンス―棹 |
手袋―双 |
数珠―連・具 |
はし―善・揃 |
糊―罐 |
はさみ―挺 |
昆布―連 |
ウサギ―羽・匹 |
神社―座・社 |
生うどん―玉 |
干うどん―把 |
うどん料理―杯 |
新聞―部 |
電灯―灯 |
ざるそば―枚 |
ふすま―領 |
イカ―杯 |