小倉(おぐら)百人一首とは・・・
小倉百人一首というのは、鎌倉時代に
藤原定家(ふじわらのていか)という人によってまとめられた、歌集なんだ。
百人の歌人の歌を、一首ずつ選んでまとめたから「百人一首」なんだよ。
5・7・5・7・7は、短歌のリズムで、
百人一首は、すぐれた短歌のあつまりなんだ。
百人一首の歌のテーマは、さまざまで、恋の歌や、季節にちなんだ歌などがあるよ。
どんな歌があるか、一つ、紹介しよう。
瀬を速み 岩にせかるる 滝川の
われても末に あはむとぞ思ふ
この歌の意味は、
「浅瀬の流れが速いために岩にせき止められる急流が、2つにわかれても
また下流で出会うように、私たち二人も今は人に仲をさかれて別れていれも
いつか再び逢おうと思うよ」
ということなんだって。
崇徳院(すとくいん)という人の歌なんだけど、いちずな恋心をとてもうまく表現しているよね。

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