○事例4
1945年に生まれた南アメリカの一卵性双生児、ピートさんとダーンさんの兄弟は、小さい頃から、一方がケガをするともう一方も同じケガをするということがよくあった。たとえば、一方が犬にかまれるともう一方もどこかで犬にかまれているという具合で、それは成人してからも続き、どんどんエスカレートしていった。
1964年12月、ピートさんは車の修理をしているときに左手の指を挟まれて、2本失ってしまった。その2週間後、ダーンさんは交通事故を起こし、右の指を2本失った。
さらに1978年2月、ピートさんは交通事故で右目を失った。すると8ヶ月後、ダーンさんも同じように、交通事故で右目を失ってしまったのである。