かぜには、重いものから軽いものまで、いろいろな種類があるのです
かぜは、誰もがかかったことがあるくらい、よくある病気です。
しかし、かぜと症状は似ているけれど、他の病気だったり、
かぜをひいて体の抵抗力が落ちることで、他の病気にかかりやすくなったりします。
どんなに軽いかぜでも、きちんと体を休めましょう。
あまり長引くようなら、早めに病院でみてもらうといいですよ。
ここでは、かぜの種類を紹介します。
かぜにかかったら、自分がどのような症状かをチェックして、
のむ薬を変えるなどの工夫をすると、早く治りますよ。
1
普通感冒(ふつうかんぼう)
いわゆる鼻かぜです。
くしゃみ・鼻水・鼻づまりが主な症状です。
2
咽頭炎(いんとうえん)
のどの痛みが強いタイプです。
頭が痛くなったり、熱が出たりします。
3
インフルエンザ
みなさんもおなじみ、冬に流行るウイルスによるかぜの一種です。
筋肉や関節が痛くなったり、体がだるくなったりといった症状が強く、高い熱が出ます。
4
咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)
代表的な夏かぜの1つです。
熱に加えて、2の咽頭炎(いんとうえん)の症状や、結膜炎の症状が出ます。
同じプールに入った人からうつることが多いので、「プール熱」とも呼ばれます。
5
クループ症候群(しょうこうぐん)
このタイプのかぜでは、のどの声をだす部分がはれます。
声がかすれたり、犬が遠吠えをするときのようなせきが出たりします。ひどいときは、息をするだけでぜーぜーと音がします。
6
気管支炎(きかんしえん)
ウイルスや細菌によって、はれた部分が気管支にまで広がったものをいいます。
鼻水が出る・のどが痛いなどの症状があり、せきがだんだんひどくなったり、たんが出たりします。
7
肺炎(はいえん)
高い熱が出て、胸が痛くなります。心臓の音に雑音が混じったり、かぜの中では、もっともはげしいせきやたんが出たりします。レントゲンをとると、肺に影が出ます。肺炎にかかると、体の中の白血球(体内に入ってきたものを攻撃する血の中の成分)が増えます。治療(ちりょう)のために、入院することが必要になる場合もあります。
8
異型肺炎(いけいはいえん)
肺炎とよくにた症状が出ますが、心臓の音に雑音がなく、白血球も増えません。レントゲンをとると、肺炎と同じように、肺に影が出ます。