かぜをひいたときの生活

たかがかぜだと思っても、自分の体は大切にしてあげましょう
かぜのひき始めには、どのような症状がありますか?
 
・ 寒気がする
・ 鼻水が出る
・ のどが痛くなる
・ 食欲がなくなってくる
 
などの症状が考えられます。
 
これらの症状を感じたら、体を冷やさないように暖かくして、ゆっくり休みましょう。
栄養があって消化のいいものを食べ、水分をしっかり取るといいですよ。
ここでは、かぜをひいてしまったときに、
早く治すための生活のコツを教えちゃいます。
1      まず、安静にしましょう
かぜをひいているときに運動すると、かぜの回復にかける体力がとられてしまいます。かぜをひいたときは、体育の授業を休むなど、運動をひかえましょう。
家に帰ったら、暖かい部屋・暖かいふとんでゆっくり寝ましょう。休むことが、体の回復を早めます。
2      栄養はじょうずにとりましょう
食事は、消化がよくて暖かいものを食べるようにしましょう。かぜが回復に向かえば食欲も出てきますから、無理に食べることはありません。ただし、水分はしっかりとりましょう。詳しくは、「かぜをひいたときのごはん」のページで説明します。
3      下着や服はこまめに取りかえましょう
かぜをひくと汗をかきやすくなりますし、熱を下げる薬をのむことによっても汗をかきます。汗をかくことによって、下着はもちろん服も汚れて水分を吸いにくくなるので、こまめに着がえをしましょう。
できれば、ふとんも乾燥したものを使うといいですね。
4      入浴はひかえたほうがいいでしょう
入浴は全身運動と同じですから、体力を使ってしまいます。熱があるときは、とくに気をつけましょう。
汗をかきすぎて気持ちが悪いときは、シャワーを浴びるくらいにして、できるだけ体力を使わないようにとどめましょう。
5      部屋が乾燥(かんそう)しすぎないように気をつけましょう
空気が乾燥していると、鼻やのどに出ている症状がさらにひどくなってしまいます。
暖房(だんぼう)を調節したり、加湿器(かしつき)で部屋の湿度(しつど)をあげたりして、適度な湿度に保てるようにしましょう。
また、部屋の中にウイルスや細菌がこもらないように、空気の入れかえをするとさらにいいでしょう。
6      小さい子や、お年寄りがかぜをひいていたら…
小さい子どもやお年寄りは体の抵抗力が弱いため、症状がひどくなる確率は高いです。
突然症状が重くなる可能性もあるので、できるだけ気をつかってあげましょう。
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