寝耳に水

ねみみにみず

 

意味
驚きあわてることのたとえ。
 
寝耳に水??
古くは「寝耳に水の入る」という表現で、寝ているときに本当に耳に水が入って驚くと
いう説と、睡眠中に水の音を聞いて驚くと考える説もあるんだ。耳に水が入るという
ことが、どれだけの水の量なのかはわからないけれど、少しでも耳に水が入ったら
誰だってびっくりするよね。江戸時代では同じ意味で「寝耳に擂粉木(すりこぎ)」や
「寝耳へ石火矢(いしびや)」、「寝耳に槍」といったことわざも言われたそうだよ。
こんなことがもし起きたら寝ている場合じゃないけれど、現実から遠い奇抜な発想の
方が訴える力が大きくて、寝ている状態に与えられる驚きは、衝撃の強い物の方が
大きいということだね。