天気を予想しよう



  ふつうは、「天気を予報する」ということは、前回話した、「雲の形」が天気を予報するために必要なものの1つなんだ。
  でも、雲の形で天気を予報することは少し難しいんだ。
  だからここでは、動物や植物など、みんなが知っているものから天気を予報してみよう。




  まずは動物によって、天気がどうなるのかを知ろう。



  ・ツバメが低く飛んだら

  これはよく聞いたことがあるかな?
  なぜ、ツバメが低く飛ぶと雨なのかというと、雨が近づくと湿気が多くなるんだ。
  そして湿気が多くなると虫が低く飛ぶ。
  その虫を捕まえようとするため、ツバメも低く飛ぶんだね。

  ・池の魚が水面で口をパクパクしていたら、雨が近い。

  これは、晴れの日が続くことで、池の水の中の酸素が足りなくなってきていることが原因なんだ。
水中に酸素がないから、水面に顔を出して、酸素を吸っているんだね。
  でも、「晴れの日が続いたから雨が近い」と言うだけで、本当に雨が降るかはわからないんだ。

  他にも

  ・こおろぎが鳴くと晴れる。  ・すずめが朝早くさえずれば晴れる。
  ・カエルが鳴くと天気は崩れる。・猫が顔を洗うと天気は悪くなる。

 などがある。

  動物はまだなぜそう言われているか分かっていないものが多いんだ。


  次は植物について天気との関係をみよう。

 

  ・イチョウやサクラの木の皮を板の上に置いて曲がれば晴れ。

  これは空気が乾燥しているので、木の皮の中にあった水分がなくなって、曲がるんだ。

  ・ナスの葉っぱが立てば晴れる。

  これは、ナスの葉っぱが、太陽の光を浴びようとして、太陽に葉を向けるからなんだ。

  ・夕顔の花が1日咲いているときは、次の日に天気が悪くなる。

  夕顔は、弱い光が好きなんだ。
  だから、1日中咲いているというときは、太陽の光がずっと弱かったから。
  それは、次の日に雨が降るよ。ということなんだ。

  ・夏の日に、葉っぱがきらきら光って見えるときは雨が降りやすくなる。

  これは湿度が高くなって、葉っぱの表面が湿ってきたからなんだ☆


  ここからは、みんなの日常生活の中のもので天気を予報しよう


  ・遠くの山がハッキリ見えれば晴れる。
  ・空がいつもより高く見えるときは晴れ。

     これは、晴れることによって、空気が澄んでいるからなんだ。空気が澄んでいると遠くのものがよく見えるんだ。

  ・車や電車の音が近くに聞こえるようになると、天気は悪くなる。

  雨が降る前は、湿度が高くなる。湿度が高くなると、音は伝わりやすくなるんだ。
  だから、近くに音が聞こえるようになるんだね。




  面白い物はあったかな??他にも天気を調べるための言葉がたくさんあるよ☆
  色々調べてみよう!!