おいしいお茶のいれ方

水の選び方と使い方




        どんなお茶でもおいしくいれるには、よい水、くせのない水、おいしい水をつかうことがよいの
      です。お茶をいれるのにあった水の条件は、バランスのよいミネラル(*1)を含み、ちょうどよい硬
      度(*2)、pH(*3)で炭酸ガス、酸素を含んでいて、有機物や鉄、マンガンなどの物質は、少ないも
      のがよいとされています。
        日本の一般の水道水の中で、場所、時期などによりカルキ(*4)が多く入っていると、おいしい
      お茶が飲めません。カルシウムがたくさん含まれている水も、おいしくありません。蒸留水(*5)が
      よいというわけではなく、市販のミネラルウォーターなら、すべてよいというわけにもいかないの
      です。
       一般家庭で、水道水を使ってお茶をいれるには、水のカルキの臭いを消すことが大切です。少
      なくとも2,3分間よく沸騰(ふっとう)させてから、ちょうどいい温度までさまして使うようにするとよ
      いでしょう。もしくは、水をくんで4,5時間おいておくのもよいでしょう。


          *1:カルシウム・鉄など、鉱物質の栄養分
          *2:水の中に溶けているカルシウム塩・マグネシウム塩の含まれている量の度合
          *3:水素イオン指数
          *4:石灰
          *5:普通の水から含有物を取り除いた純粋に近い水



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