戦後まもないころの日本では、ゴミの
量は今と
比くらべると、比べものにならないほど少なかったんです。。。それが今ではどうでしょう。
モノに恵めぐまれ、
モノを大切にしない
「使つかい
捨すての時代じだい」となってしまいました。
その結果けっか、
たくさんのゴミが毎日まいにち
捨すてられて、
埋め立て場うめたてじょう
の不足ふそくや、
ゴミを処理しょり
する時の、環境汚染かんきょうおせんなどの
問題もんだいがたくさんでてきているんです。
もちろん、私たちが生きていく中で、「ゴミ」が
出てしまうのはしょうがありません。
でも、私たちのくらしをもう
一度いちどよくふりかえって
みてください。なんでもかんでも、
新あたらしいモノを
買かって、
古ふるくなったものは
簡単かんたん
に捨すててしまっていませんか。
モノを大切たいせつに
していますか。まずは、そういった私たち一人一人の
生活せいかつを
見直みなおすことから
始はじめてみませんか。
「便利べんりな
生活せいかつ」ってなんでしよう。
私たちの
勝手かってな
気持きもちで、どんどんと
地球ちきゅうを
汚よごしてしまっていないでしょうか?
@「ゴミ」はどこからでてくるの?
「ゴミ」は私たちが
毎日生活まいにちせいかつしている
家いえ
や学校がっこう、
お店みせなど、いろいろなところからでています。
このほか、
会社
かいしゃや
工場こうじょうなどからも、たくさんの「ゴミ」が
でています。
A「えっ!?」こんなにもたくさんの「ゴミ」が・・・
1996年に日本で
排出はいしゅつされた「ゴミ」の
量りょうは、一日で
約やく14
万まんトンになっていたそうです。
年間ねんかんでは、5110万トンにもなっていたんですって。私たち
が、一日約1.1キログラムもの「ゴミ」を
捨すてていた
計算けいさんになります。
毎日まいにちの
生活せいかつからでる「ゴミ」
の量りょうは、
昭和しょうわ63年では、約13万2500トンでした。
どんどんと「ゴミ」の
量りょうが
増ふえてきているのがわかるでしょう。
もうすぐ21
世紀せいきをむかえる2000年。「ゴミ」の
量りょうは、こうやって
いる
間あいだにも、ますます
増ふえ
続つづけているのです。
B「ゴミ」だらけになっちゃうよ!?
「ゴミ」は
増ふえると、
当然とうぜんその
処分しょぶんが
問題もんだいとなってきます。とくに、「ゴミ」が
最後さいごにいきつく”
埋め立て処分場うめたてしょぶんじょう”の
問題もんだい
は深刻しんこくです。
1996年には、
埋め立て処分場うめたてしょぶんじょうは、あと
約やく8年で
まんぱいになってしまうとの
報告ほうこくがありました。
近ちかい
将来しょうらい、「ゴミ」
が
捨すてられず、
私たちのまわりに「ゴミ」があふれだしてしまう・・・
なんてこともおおげさな
話はなしではないんです。
「ゴミ」について、一人一人が
真剣しんけんに
考かんがえて、「ゴミ」を
少すこしでも減へらす
努力どりょくをしなくては、
手遅ておくれになって
しまいます!!!
C「ゴミ」のゆくえをおう!!
「ゴミ」は、ゴミ
回収場かいしゅうじょうに
置おいておくだけで、しらないうちに
消きえてしまっていると
思おもっていませんか?
毎日まいにち、
気きがとおくなるほどの「ゴミ」は、ひとつひとつ
手作業てさぎょうで
収集車しゅうしゅうしゃにつみこまれ、そのゴミの
種類しゅるいによって、それぞれの
処理場しょりじょうに
運はこばれて
いきます。
ゴミの種類しゅるいとは
、たとえば「ビン」「金属きんぞく」
「燃もやせない(大きな)ゴミ」
「リサイクル
資源しげん」「もやせるゴミ」などでしょう。
そして、原料げんりょうや、
燃料ねんりょうとして
再利用さいりよう(リサイクル)できる
資源しげんゴミは、
再資源化さいしげんかします。それ
以外いがいの
燃もえるゴミは
、焼却しょうきゃく(燃やす)します。どうして燃やすのでしょうか。それは、
灰はいにして
少すくない
量りょうにすると、なんと10分の1の
量りょうになるのです。
大おおきなゴミのなかでも
燃もえるものは
焼却しょうきゃくされます。
燃えないゴミは、「
破砕はさい」(小さくくだく)されます。
焼却しょうきゃくされて
残のこった
灰はいや、小さく
くだかれた燃えないゴミは、
埋め立て処分場うめたてしょぶんじょうに
埋うめられます。
D「ゴミ」をだすときのマナー
●どんなゴミをいつ、どこに
出すかなどは、
地域ちいきによってちがってきます。きめられたゴミを、きめられた
場所ばしょに、その日の
朝あさ出しましょう。
きめられた出し方をまもらないで
いると、ゴミが
置おかれたままになってしまって、においがしたり、
中身なかみがちらばったりして、
近ちかくの人や
、通とおる人の
迷惑めいわくになって
しまいます。
「だれも見てないからいいや」なんて思わないで、
責任せきにんを
もって、きちんとゴミは出しましょうね。
●ゴミがちらばらないように、きちんと
袋ふくろの口はしばりましょう。
●
生なまゴミは、
水みずうをきちんときってから出しましょう。
こうすることで、
量りょうが
少すくなくなったり、
燃もやしやすくなったりします。
●
危険きけんなゴミは、あなたの
町まち
の方法ほうほうにしたがって出しましょう。
●スプレーかんは、かならず
中身なかみを
使つかいきってから、あなをあけましょう。
中身なかみが
残のこっていると、
爆発ばくはつしたりするんです。
安全
あんぜんに
処理しょり
できるように気をつけましょう。
Eゴミまめちしき☆
●うめられたゴミが土にかえるまでには・・・・
生ゴミでは20
年間ねんかん。
紙かみや
繊維せんい(ぬの)
などは50年から100年!木や竹は200年!プラスチックや
金属きんぞく、ガラスなどは
いつまでたっても
土つちにはかえりません・・・。
●へらしたいゴミ
普段ふだんの
生活せいかつ
からでるゴミの
半分以上はんぶんいじょうが、ビンやカン、
ビニルぶくろやプラスチックの容器
などのごみです。これらは「
容器包装ようきほうそうごみ」とよばれます。
「容器包装ようきほうそうごみ」は、
中身なかみをとりだせば、
あとはゴミとしてすてられてしまうもの
のことをいいます。こうしたゴミをへらすことは、ゴミ
全体ぜんたいをへらすことにつながります。
そこで、「容器包装ようきほうそうゴミ」
をリサイクルして、ゴミをへらしていこうという
法律ほうりつが
平成へいせい7年につくられました。それが「容器包装ようきほうそう
リサイクル
法ほう」という
法律ほうりつです。
この法律は、リサイクルを、わたしたち
住民じゅうみんと、
市町村しちょうそん、そして、
事業者じぎょうしゃの
三者さんしゃがともに
支ささえあっておこなっていくというものです。
みんなもゴミをきちんと分けてだして、リサイクルに
協力きょうりょくしましょう。