みかんづくり1年


みかん農家(のうか)は、おいしいみかんをたくさんつくるためのしごとを、

1年じゅうつづけているよ!


『せんてい』は、木の日当たりをよくし、みかんのなるえだをつくるため、3月ごろにします。




『薬(くすり)かけ』は、害虫(がいちゅう)やびょうきをふせ

ぐため、なんかいもします。農薬(のうやく)は、からだに

かかると、きけんなので、夏でも、カッパをきて長ぐつを

はき、マスクをつけなければなりません。とても暑いので、

あせが長ぐつにたまるほどです。それほど、薬かけは、

すごく苦しいしごとなんです。





摘果(てきか。”てっか”ともいう。)は、まだ実が小さい夏ごろにします。

ひとえだ、ひとえだのなりぐあいを、ていねいにしらべながら、小さい実やきずのついた実を

ひとつひとつちぎります。暑い太陽がてりつけるみかん畑のなかで、うずくまったり、

木にのぼったりしての摘果は、あせびっしょりです。





日でりがつづくと、かん水のしごとがまっています。

時間をきめて、あちこちの畑に”スプリンクラー”で、

まんべんなく水をやらなくてはなりません。







10月にはいると、早生(わせ)のみかんの出荷(しゅっ

か)がはじまりだし、11月、12月は、中生(なかて)、晩

生(おくて)とつづきます。この3ヶ月間は、ネコの手もかり

たいほどのいそがしさで、朝早くからみかんとり、うんぱ

ん、せんべつ、はこづめ、出荷と夜おそくまで休むひまも

ありません。





このほかにも…ふるい木をあたらしい木にうえかえるしごとや、

土のせいしつをかえるしごとなど、そのきせつきせつの作業(さぎょう)が

いっぱいあるんだよ。


home