1 空はどこまでつづいているの?
空といっても、青空?星空?どこでしょう??雲まででしょうか。宇宙空間ぜんぶでしょうか?ここだといいきれないのが本当ですが、地球の大気と宇宙との境界が空の境界であるというのが有力です。写真やビデオでみてみるといいと思いますよ。
あなたは、どこまでが空だと思っていましたか?あなたの考えが正しいです。あなたの考えを大事にして下さいね。
2 虹はどうしてできるの?
雨のあとの晴れ間に、虹がでているのをみたことがありますよね。太陽の光には、いろいろな光がまじっています。空気中にのこっている雨のつぶに、太陽の光が当たると、まじっていた色がばらばらにわかれてきれいな虹ができるのです。
にじをつくってみましょう!
プリズムというガラスに太陽の光をとおしてみましょう。プリズムがないときは、透明なそざいの6角形のボールペンやガラス容器、水そうを使ってみましょう。
きりふきで「あなたのにじ」を作ってみましょう。きれいな円ができるとすごいです。太陽の光を背中に受けて、きりふきを使うとあなたの前ににじができます。
3 空はどうして青いの?夕焼け空はどうして赤いの?
太陽の光がいろんな大きさの粒子(つぶ)にあたります。そのときのあたりかた(散乱)のしかたが色によってちがうのです。
では、実験してみましょう。
光の波長をプリズムや霧吹きでつくります。虹の7色のなかに、青空の青、夕焼けの赤がありますね。つぎに粒をつくります。すいそうに水をはって、こけいせっけんを溶かします。
これで、準備はできました。すいそうにかがみで太陽の光をあてます。太陽の光がはいってくるところでは、青く、太陽の光がでていくところでは、赤く見えます。
教室内に、かがみで太陽の光を入れ、太陽のとおりみちを煙や粉でつくってみるのもおもしろいですよ。
4 夏の雲ってどんな雲?
夏、海にいった時などに、もくもくと大きくなる雲を見たことはありませんか?それは、入道雲(にゅうどうぐも)です。そして、この入道雲は積雲(せきうん)という雲のなかまです。積雲は、低い空にかかる、水の粒でできた雲です。この雲が出ているとき、強い上昇気流がふいていると、雲は上の方へどんどん成長していきます。これが、入道雲です。頂上は上空1万メートル以上にも達する事があります。この雲のなかでは、氷の粒が激しく動いているので、しばしば夕立や雷、ひょうやあられなどをふらせることがあります。
夏に海に行ったときは、とつぜんの雨にごようじん。
5 冬の雲ってどんな雲?
秋から冬にかけて、空一面にわたのような雲をみたことはありませんか?小さなものは、さかなのうろこに似ているので、「うろこぐも」といいます。それより少し大きなものは「ひつじぐも」といいます。このような雲が少しだと天気はいいのですが、たくさんでてくると、雨になります。
空一面にわたのような雲を見たら、すぐ家にかえりましょう。
そのほかにも、ひこうきが通った後にできる「ひこうきぐも」、空をほうきではいたような「すじぐも」などいろいろあります。あなたも、雲に名前をつけてみましょう。
6 どうして風がふくの?
風には名前があります。知っていましたか?
春になって一番にふく「春一番」、秋になるとふくつめたく、かわいた「木枯らし(こがらし)」です。では、風はどうしてふくのでしょう?
私たちのまわりには、空気のこいところ(高気圧)と、空気のうすいところ(低気圧)があります。そして、空気はこいところからうすいところへと流れていきます。これが風です。
空気のこいところ(高気圧)では、空気がおしだされてまわりにふき出しています。せんぷうきが地面の方をむいてふいているようなところです。空気のうすいところ(低気圧)では、高気圧からやってきた風をすいこんで、空の上へはきだしています。せんぷきが空の方をむいて、ふいているようなところです。
7 かみなりの正体は?
冬にドアのとってにふれたとき、パチッと音がしたり、セーターをぬぐときパチパチト静電気(せいでんき)がおこった経験をしたことはありませんか?かみなりも、同じなのです。
積乱雲(せきらんうん)という雲がかみなりのお父さん、お母さんなのです。積乱雲が発達すると、雲の中の水や氷の粒がはげしく動き回ります。はげしく動き回ると、つぶどうしがぶつかりあいます。ぶつかりあったり、こすれあったりすると、静電気がうまれます。この、静電気の量がふえると、雲が持ちきれなくなり、地上におちてきます。これが、かみなりの正体です。
光と音では、光の方が速くとどきます。ピカッと光ってから、ゴロゴロと音が鳴るまで、少し時間がかかるのがふつうです。でも、光ったと思ったらすぐ音が鳴ることはありませんか?このときは、要注意です。かみなりがとても近くにいるということなのです。かみなりが近くにいるとわかったら、まず、たてものの中に入りましょう。もし、近くにたてものがなかったら、
かみなりは高い木や、とがったものがすきなので、高い木やとがったものには近づかず、からだをひくくかがめましょう。
かみなりがなりそうなときは、家にいるのが一番安全ですよ。
8 雨はどこからふってくるの?
雨は空からではなく、雲からふってくるのです。雲は地面、海、川、から空にのぼっていった水じょう気でできています。水たまりが小さくなったり、せんたくものがかわいていくのは、水じょう気となって空にのぼっていくからなのですよ。
雲の中には、水や、氷の粒があり、それらがふえると、雲がかかえきれなくなって地上にふらせるのです。このとき、地面があたたかいときは雨で、つめたいときは雪になります。
9 天気と生き物のかんけいは?
雨の日の生き物たちは、すっかりいなくなってしまったように見えます。でも、晴れの日も、雨の日も、生き物たちはその日の天気にあわせたくらしをしています。
<カタツムリ>
カタツムリはしめりけが大好きです。だから、雨の日はとても元気に動いています。でも、晴れた日はにがてなので、晴れた日がつづくと、ひかげにかくれてからの中に体をひっこめてじっとしています。
<タンポポ>
タンポポは、まわりがくらくなったり、しめりけが多くなってくると、花をとじます。雨が降るときは、だんだん空がくらくなり、しめりけが多くなるので、タンポポは雨がふるまえは花をとじています。
タンポポが花をとじていたら、もうすぐ夕方になるか、雨がふるということです。
<モンシロチョウ>
モンシロチョウは、はねがぬれるととべなくなってしまうので、雨の日は葉っぱの下などで、休けいしています。
雨の日でも、モンシロチョウにあえますよ。
10 天気はどうやってしらべるの?
毎日、テレビで見る天気よほう。天気よほうはどうやってしらべられているのでしょう。
1.今の天気を正しくはあくします。
アメダス、気象台(きしょうだい)、「ひまわり」などの気象衛星(きしょうえいせい)、レーダーなどで調べます。きいたことがあるものもあったことでしょう。これらが、風の強さや、雲のあるところ、
雨のふった量、あたたかさ、さむさなどを調べています。
2.予想天気図(よそうてんきず)をつくります。
よく、お天気おねえさんが、「天気予想図をみてみましょう」といっていますね。1でわかったことをもとに、コンピュータで作ります。
3.天気予想図から、天気を予想します。
よほうかんのひとたちが、1,2をもとに、明日の天気を考えます。
それから、テレビでおねえさんが天気予報を発表するのです。
毎日大変なしごとですね。
あなたも天気を観察してみよう。
雨の日に、コップを外へだしておきましょう。1時間でどのくらい水がたまったかはかります。よく、天気よほうで「1時間の雨の量をみてみましょう」といっていますね。これを、自分で調べることができます。
ぼうに、細長い布をはってみましょう。2階の窓の外においておきます。これで、風の向きや、強さをたしかめることができます。
雪がつもった日に、ものさしをもって外にでてみましょう。行きにものさしをさしてみると、どれくらい雪がつもったか調べることができます。
天気を予想してみよう。
朝、にじがでていると、雨です。
夕焼けが、赤くきれいだと明日は晴れです。
鳥がひくくとぶと、もうすぐ雨がふります。
ねこが、かおをあらうともうすぐ雨です。
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