1 土星のリングはどうしてできたの?
これには2つのおはなしがあります。
<おはなし1>
土星の周りにあった衛生どうしが、お互いにぶつかってくだけ、その小さくくだけた物質が、土星の周りをただようようになり、それがわになった。
<おはなし2>
土星がうまれたときに、土星を造ったガスの一部が周りに残り、そのガスが土星の周りにゆっくり集まってきて今のようなわができた。
どちらが本当なのか、まだはっきりとはわかっていません。
2 土星のリングにはにんげんはのれるの?
土星のわは、1枚の板ではありません。わは、直径10m以下の小さな氷の粒が集まったものです。
大きい粒ならもしかしたらのれるかもしれませんね。
また、土星のわは、大きく分けて7本あり、内側からDリング、Cリング、Bリング、Aリング、Fリング、Gリング、Eリングです。Aリングの中と、AとBのリングの間にはすきまがあります。
そのすきまに落ちないようにのらなくてはいけませんね。
3 ブラックホールはなあに?
天体が自分自身の重力が非常に大きくなり、光さえも外へできなくなったとき、ブラックホールになります。生まれたときの星の重さが、太陽の30倍もあると、最後に、
大爆発をおこし、星の中心部にできると考えられています。
ブラックホールは、1つだけだと光を出さないので、みることはできませんが、すぐそばに星があると、星野ガスを自分の方へ、ひきこみます。このときX線望遠鏡で見ると
みえます。
あなたも宇宙へ行ったときは、ブラックホールにごようじん!
4 宇宙にははてがあるの?
150億光年まではもとめることができるので、そこを「宇宙の地平線」とよんでいます。地平線ですから、そこへいけばそこから150億光年かなたが宇宙の地平線になります。
かんたんに言うと宇宙にははてはないのです。また、宇宙には、内側も外側もありません。
宇宙は奥が深いのです。
5 宇宙はふくらんでいるの?
4ばんのつづきになります。1929年、アメリカの天文学者ハッブルが、遠くの銀河ほど、より速い速度で遠ざかっているのことを発見しました。
宇宙のはてにある星ほどすごいスピードで遠くはなれているのです。
風船を宇宙だとしましょう。まず、しぼんだ風船にたくさんの点を書きます。これを星としましょう。さあ、風船をふくらましてみよう。
いきをいれてふくらませていくと、点と点の間がどんどんはなれていくよね。ふくらますところより遠い所の点の方がはなれかたが大きいよね。
このように宇宙はふくらんでいるんですよ。
今この瞬間にもふくらんでいます。
6 夜はなぜあるの?
あたりまえのことだけど、なんで夜はあるのだろう?とおもったことはありませんか?このことを思った人が、むかしにもいました。19世紀のオランダの天文学者オルバースです。星はたくさんあるから一度に光ったらまぶしくて暗い夜がなくなるのではないかと思ったのです。でも、宇宙にははてがないといったように、とても大きく、ふくらんでいるので、星の光が小さくしかとどかないのです。だから、太陽がしずむとくらい「夜」になります。
でも、日本が朝の時、地球のはんたいがわは、夜なのですよ。また、6月から7月にかけて、南極では「白夜(びゃくや)」といって太陽がしずまない日がつづきます。
人間は、暗くならないとねむたくならないみたいですよ。昼間寝ることもあると思いますが。夜があってよかったですね。
7 宇宙ステーションはほんとうにできるの?
20世紀の終わりから21世紀にかけて、国際的な協力のもとに、宇宙ステーションができるでしょう。宇宙ステーションは、スペースシャトルで何回も材料を宇宙空間にはこび、宇宙で組み立てる予定です。そして、宇宙ステーションには、交代で人がのりこみ、天体や地球の観測、地上では作りにくい材料の実験、重力の小さなところでの生物の成長のしかたなど、たくさんの科学的な実験や、観測が行われる予定です。
あなたも、宇宙に行ける時がもうすぐきそうですね。
8 人工衛星はどんなはたらきをしているの?
人工衛生には大きく分けて、科学衛生(かがくえいせい)と、実用衛生(じつようえいせい)の2種類があります。
<科学衛生>
地上から観測できないX線や紫外線、赤外線などで、天体を観測したり、地球の大気や太陽からの放射線などを観測するのが目的です。
<実用衛生>
テレビや電話の中継に使われる通信衛星、天気予報に使う気象衛生など、私たちの生活のいろいろなところでやくにたっています。
お天気おねえさんが、「ひまわりの映像をみてみましょう」というのをきいたことはありませんか?この「ひまわり」というのが実用衛生です。
9 宇宙人はどこにいる?どんな生物?
宇宙人のいるかくりつをすいていしてみました。多くみつもると、銀河系の中に五千個、少なくみつもると、200から300の銀河の中に1個、人間のような高等な生物がいる星があるのではないかと考えられています。
宇宙に行けるようになったら、どこかで宇宙人にあえるかもしれませんね。
宇宙から見たら私達地球人も宇宙人ですよ。
10 星の世界へ旅行できる?
星の世界へ旅行できるとしたら、あなたはどこの星へ行きたいですか?本当に星の世界へ旅行ができるのでしょうか。
日本からみえる星のなかで、地球から一番近い星は、ケンタウルス座のα星でしたね。この星は、4.3光年です。4.3光年とは、光速30万q/秒で、4.3年かかるということです。人間は光速にはついていけないので、車の速さでかんがえてみます。30q/秒でいったとすると、なんと4.3万年かかります。あなたがもし4.3万年生きられたら、α星へ旅行ができますよ。
もっともっと科学が進歩したら、行けるかもしれませんが、とてもむずかしいことです。月には行けるので、月に行ってみたらどうでしょう。
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