伊藤敏子 教授
※ここで紹介する授業科目は教育学/教育心理学専攻に限らず、他コースにも開かれている場合もあります。


教育思想という授業では、私たちが現在進行形で接している教育という営みがどのような来歴をもっているのか、どのような変容にさらされているのか、さらにどのような方向に発展しようとしているのかを、その拠り所となる思想に立ち返って見直してみるということを行っています。

たとえば、今では当たり前のように授業風景にとけこんでいる視聴覚教材。17世紀に「五官に働きかける教材をつくろう」という主旨で開発されましたが、この教材はそれを受容した国がどのような文化をベースにしていたか、そしてその教材が用いられる時代がどのような時代であったによって、様々な内容・方法と結びつきながら今日の姿になっています。

当たり前と思っている教育の姿をその根っこに戻って眺めてみることで、今の教育を新たな視点から理解したり、これからの教育の発想を得るきっかけにすることを目指しています。


啓蒙期における教育観と新教育運動における教育観を中心として検討しながら、教育思想のなかにみられる連続と断絶と明らかにしようとしています。


三重大学教員紹介
三重大学全学シーズ集

Designed by CSS.Design Sample