田中里佳 教授
※ここで紹介する授業科目は教育学/教育心理学専攻に限らず、他コースにも開かれている場合もあります。


「教育内容・方法論(ICT活用を含む)」という授業では、授業をデザインして実施することができるようになるための基礎・基本の修得を目指しています。しかし、その基礎・基本とは、単に授業を行うためのスキルや手順ではありません。どうして学校に集まって学ぶのか、教えるとはどういうことなのか、知識とはどういうものなのか、といった授業をデザインするための土台にあたる部分についての検討を最初に行います。その後に、授業を構想し、実際に行い、自己の実践をふり返ることを通じて、授業のデザインとその改善についての理解を深めていきます。



どのようにすれば「よりよい」授業をデザインし、実践することができるようになるのか、ということが私の研究の出発点です。そのため、授業デザインだけではなく、授業をデザインし実践する教師の思考(考え方)とその変容に興味関心があります。教師や人としてのしばしば暗黙でもある信念や考え方がどのように形成され変容していくのか、その変容を導いたのはどのような要素なのか、考え方とその変容が実際の教育方法にいかなる影響を与えているのか、ということをライフヒストリー研究や成人学習論の視点から研究しています。


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