月の呼び方



三日月





陰暦で毎月三日に出る月です。

陰暦では新月を含む日が一日なので、厳密には月齢2になります。

三日月は午前中に東の空から昇り、昼間もずっと出ています。

ですが実際にはとても暗く、また見かけ上太陽の近くに見えるので太陽の光が邪魔になります。

そのため日中に肉眼で見つけるのは難しいです。

日没近くになると次第に見えてくるようになります。



上弦の月



陰暦で毎月7〜8日に出る月で夕方に見える半月です。

弦というのは弓矢のつるのことです。

「つるが上を向いている半月の形で沈む」月のことを上弦の月といいます。

ちょうど日没時に南中します。

上弦の月は昼頃に東の空から昇ります。

昼過ぎから夕方にかけて、東〜南の青空の中で簡単に見つけることができます。



満月





陰暦で毎月十五日の事を指すのですが、特に八月十五日の夜をさすことがあります。

八月十五日は秋(7〜9月)の最中にあたるので中秋といい、観月の好時期なので名月とされました。

満月はとても明るいので昼間でも良く見えそうな気がしますが、

太陽のちょうど反対側の空に見えるため、日没頃に東の空から昇り日の出頃に西の空へ沈みます。

なので、日中の青空の中に満月が見えるようなことはありません。



下弦の月





満月から新月へむかって欠けていく途中の半月を「下弦」といいます。

陰暦で毎月22〜23日に出る月で明け方に見える半月です。

ちょうど日の出時に南中し、弦を下にして沈みます。

下弦の月は夜半頃に東の空から昇り、昼頃に西の空へ沈みます。

かなり明るく、また太陽からも離れているので朝方の南〜西の空にかけて簡単に見ることができます。