作者自身が「二枚の青い幻燈」と言う、このお話は、一度読んだら忘れられない、そして自分にもこんなことがあったと思ってしまう、谷川の澄んで明るい水のなかの、カニの物語です。 「クラムボン」とは何か。 この響きがずっと頭に残り、素敵な幻想の世界へ導いてくれることでしょう。