雪のこおった夜、四郎とかん子の兄妹はきつねの幻燈会に招待されました・・・。 子どもたちときつねたちの関係が素敵です。 独特の言葉遣いが美しいこの作品。狐の子と村の子供の、心温まる宮沢賢治のファンタジーが、このように美しい雪わたりの世界を体験したことのない私にも、まるで原風景のように思い描かせてくれました。