「ではみなさんは、そういうふうに川だと云われたり、乳の流れたあとだといわれたりしていたこのぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか。」先生は、黒板に吊るした大きな黒い星座の図の、上から下へ白くけぶった銀河帯のようなところを指しながら、みんなに問いかけました。 上は、「銀河鉄道の夜」の始まりの文です。 ここからカムパネルラくんとジョバンニくんの旅が始まります。 永遠の未完のとも言われてる作品です。